ドロドロ血流の原因

 生命の活力は、血液に依存しています「血管とともに老い、脚力とともに老いを知る」と言われていますが、80歳以上の高齢者の約4割の方は腰痛や膝関節痛で整形外科を併診し、やがては要介護となります。血液循環が、個々の細胞に所定の栄養を供給し、細胞の老廃物を排除したりするのに必要なばかりでなく、身体を毒素や病原性ウイルスから守るためにも必要で、アンチエイジングの重要な鍵です。私たちの身体は、様々なストレスにより、酸化されています。従って、酸化とは、電気的な観点では、「電子が少ない、負の電荷少ない」ということになります。電子や負電荷が減ると血液どうし、お互いがくっついてしまう凝集反応が起きてしまい血液の流れは悪くなります。そうなれば血液は毛細血管に入り込むことが出来なくなってしまい、結果、細胞が死んでしまいます。(毛細管の径は5~12μm、 赤血球の径は、およそ7μm) 

1 血液中に存在するコロイドの正電荷による血液のドロドロ現象

 正常状態での赤血球は下図(c)に示すように、表面が負電荷で覆われてお互いが反発しあっています。しかし、物理的ストレス(栄養過多によるイオンの平衡失調、ホルモンの平衡失調、化学物質などの毒素、過剰な活性酸素、ある種の電磁波など)によって、血液内のコロイドの正電荷が過剰になり、ゼータ電位が弱くなります。すると、この“ゼータ電位”を保っている“電子”が奪われ、負電荷の状態が破壊され、血球などの凝集が起こり、血液はゲル化します。つまり、『不健康なドロドロ血液』になるということです。下図(a)

ゼータ電位が弱くた赤血球

(a)ゲル化血液

ゼータ電位が強い場合の赤血球

(b)正常な血液

(c)ゼータ電位が保たれた血液

【資料5】

2 赤血球の硬化

 血管の直径は7~11μm程度で狭い血管の中を通り抜けるときには、自分が通れるサイズになるまで赤血球自身の体をねじ曲げます。しかし、血液中に脂肪や糖分などの正電荷が多いと、赤血球の表面の負電荷と結合し、自分の体を変形させることができなくなってしまいます。そうすると、赤血球が血管の狭いところをうまく通れなくなり、血管が詰まって血液が流れにくくなるので、REDOXeにより正電荷を中和させる必要があります。

3 動脈硬化 

 血液中にLDLコレステロールや中性脂肪が多いと、血管の直径を狭めたり壁を硬くさせたりする動脈硬化が起こります。この動脈硬化が進行すると、ほんの小さな血栓でも血管を詰まらせてしまうことになりますので、REDOXeにより、LDLコレステロールや中性脂肪を酸化させないようにする必要があります。

 白血球の粘着性が高まる

 白血球は、コロナウイルスや風邪ウイルスなどをやっつけてくれます。このとき白血球は、自分自身で血管壁にくっついて攻撃しています。そうなると白血球は、血管や白血球どうしとくっつきやすくなってしまい、血管を狭くして血液の流れを悪くし、細胞に酸素や栄養が届かず、老廃物も取除けないため細胞は死んでしまいます。免疫力が少なくなっている高齢者や生活習慣病の方は重症化し、死に至る場合があります。過剰な白血球にREDOXeを与え中和させる必要があります。

 REDOXeによるドロドロ血流の改善効果

NAME(a)NISHI(b)NONA(c)CHIB
Before
After
AGE40歳代男子70歳代男子(癌患者)40歳代男子

【資料6】

■ REDOXeを30分間負荷した場合のドロドロ血液の改善効果

 【資料6】に男子3名について、REDOXe負荷前と負荷30分後の血液の様子を、位相差顕微鏡にて測定した結果です。(血液の採取は、左手薬指、手のひら側の先端)明らかに改善効果があります。

 REDOXe負荷前の血液はドロドロで、同じ指の甘皮部分の毛細管に流れる血流を血流スコープにより観察すると、赤血球の流れる数は少なく、流れが非常に遅かったです。REDOXe負荷後は、赤血球の流れは飛ぶように流れる様子が観察されました。

 当然のことですが、凝集された血液は、毛細血管に血液が流れないため、血管ゴーストにもなり、細胞に栄養が運ばれず、また、細胞の老廃物も浄化できなくなり、老化を含め様々な生活習慣病の元となります。